人とのつながり

気づけば梅雨の季節になり、2020年も半年が過ぎてしまいました。

長かったような、あっという間だったような不思議な感覚ですね。

コロナ禍の中、現在も自粛生活が続いていますが

みなさまはどのように過ごしていますか。

 

家で過ごす時間が増えたことで、気づいたことがあります。

それは、「人とのつながり」の大切さです。

以前の生活では家族に会いに行ったり、友人と出かけたり、

社内の人とご飯に行ったり、それが当たり前でした。

しかし、そんな日常が突然当たり前ではなくなったことで、

如何に自分が人とつながっていて、

どれだけそのつながりに支えられていたかを実感しました。

忙しい日常の中では忘れていしまいがちでしたが、

お互いのことを心配したり、心配されたりする存在がいることは

どんなに大切で幸せなことかに気づけた良い機会でした。

 

最後に、お家時間におすすめしたい本を一冊、

紹介したいと思います。

『「自分だけの答え」がみつかる13歳からのアート思考』

https://www.diamond.co.jp/book/9784478109182.html

 

一時期ネットでは売り切れになっていたこともある、話題の書籍です。

タイトルの「13歳からの」とは、美術を苦手と感じる年齢の分岐点だそうです。

わたしは趣味でよく美術館にいくのですが、

「これは見るべきだ!」という展覧会に行った際には、

友人におすすめすることがあります。

すると常套句のように、「絵画はよくわからない」「センスがないから」と言われてしまいます。

確かに、自分の経験からも美術に苦手意識をもっている人は多いように感じます。

 

本書の中には有名絵画や作品が例として出てきます。

「世界で評価されているから素晴らしい作品なのだ」と受け入れがちですが、

そうではなく、まずは自分がその作品を見てどのように感じたかを考えてみる。

どこが好きで、どんなところに疑問を感じるのか。

自分の感じたことを大切にし、自分が思う答えを出していく。

作品に、そして自分に問いかけながら読み進めて行く体験型の書籍です。

著者が美術教師ということもあり、実際に講義を受けているように楽しく学ぶことができます。

 

現在はインターネットも普及し、自分で考えずとも

指一本ですぐに答えが見つかってしまう時代です。

お家で過ごす時間が増えている今だからこそ、

自分の意見や自ら考えることの大切さを楽しく学べる本書をおすすめしたいです。

アートの世界だけでなく、「人生100年時代」と言われている現代を

生きていくうえで必要な力も鍛えられる内容となっています。

芸術は苦手、よくわからないと感じている方にこそ、

ぜひ一度は読んでいただきたいです。

 

まだまだ、自由に動けない日々が続きますが、

お家で過ごす時間も有意義なものにしていきましょう。 

 

(M)